暇な社長の役立たずなブログ

暇な社長がただただ記事を書きます。読んでるお人も相当な暇人だと思うよ。

デリヘル嬢の待機用会員制マンガ喫茶の経営に誘われた話

Sha-Choです。

暇なので昔話を書きます。

 

かつて、僕が社長になる前、いわゆる大企業のリーマンをやっていたのですが、その頃は、仕事が終わると、家が近かったこともあって、夜な夜な六本木に寄って、朝帰るという生活をしていました。

 

別に、クラブ(踊る方)に行くとか、踊らない方に行くとかではなくて、その頃はダーツとかあるバーがたくさんあって、その中のどこかにとりあえず顔を出すという感じで。顔を出せば、誰かしら、知っている人(といっても、六本木で知り合った人達)がいるので、その人達と飲みながら話して、知らない人がいれば、紹介してもらって、また、知り合いが増えていくみたいな繰り返し。今考えるとなんともフレンドリーな街ですね。

 

そんな中で知り合った人に、デリヘルを経営されている人がいました。知り合ってしばらくたったある日、折り入って相談があると言われました。

一言目は、「Sha-Choくんて、カタギだよね?」

あんまりこういう質問をされたことがなかったというより、初めてそんな質問をされたので、「あ、ええ、まあ」と何が正解なのかわからず、戸惑いながら答えたのですが、質問主(便宜上デリさんと呼ぶことにします)は、一段声が高くなり、「だよねー、良かった」と。

 

カタギだと何がよかったのかと思っていると、「あのさ、漫喫やらない?」と漫喫を誘われたのでした。

 

どういうことかというと、無店舗型のデリヘルが認可(正確には届出制)され始めた頃から、いわゆるハコ型の認可、つまり、デリバリーされないヘルスの認可が新規には下りなくなったらしい。

 

繁華街のラブホテルを買収して、ホテルの入口とは逆側にも入口を作って、デリヘルの受付ブースを設けたそうです。なんで、入口と逆に作るかというと、受付からホテルの部屋に直接行けるようにしてしまうと、店舗営業とされてしまうので、お客さんは、受付ブースで女の子を選んで、部屋代込みの料金を払ったら、クーポンを渡して、一度外に出てもらい、逆側のホテルの入口からホテルに入って、クーポンをフロントで渡して、部屋に入るという形にしているそうです。ブースは、複数作っていて、自社(会社なのかな?)以外の同業者に、プレイルームとしては、ホテルの部屋を使うことを条件に月間10万とか20万とかで(値段は忘れました)ブース貸しをしているとのこと。

 

問題は、女の子の待機場所で、「そんなのホテルの部屋で待たせておけばいいじゃないですか?」と言ったのですが、そうすると、また、ハコ型認定されちゃうので、つかまっちゃうとのことで、その待機場所として、マンガ喫茶を経営しないかという相談でした。

 

繁華街の近くのビルで、マン喫をやってくれれば、自分のところはもちろん、同業者(ホテルのブースを借りている業者)と合わせて、全部のマン喫の席を月間契約で借り上げると。半年もあれば、初期投資は回収できる。

 

なんで、カタギか聞いたかというと、デリヘルの待機所としてだと、特に繁華街では、審査が下りなかったり、家賃が異常に高かったりするので、あくまで、ちゃんとした大企業に勤めてるカタギの人が、副業として、マンガ喫茶をやるってことなら、普通の値段で借りられるからだという。

路面にある必要もなく、ただ、繁華街に近ければいい。
30席くらい用意して、インターネット回線とPCを各席に設置。あとは、飲み物の機械と女性向け雑誌とかを適当に。マンガは?フリーの客は原則来ないから、そんなにいらないみたい。マン喫じゃなくて、インターネットカフェじゃん。

1席あたり、5万くらいでデリヘル業者が借り上げてくれるとのこと。坪あたり2席は行けるから、20坪で40席、200万円は月に入ってくる。

一応、大家の手前、マン喫の看板くらいは出しておいたほうがいいみたいなんだけど、フリーの客が本当に来たら困るから、一応、会員制とかにしておいて、本当にフリーの客が来たら、満席だっていえばいい。

かなり具体的だったんだけど、さすがに断りました。初期費用は、700万くらいっていうのは魅力的だったんだけど。

しかし、いろんな商売があるものです。それ以降、繁華街のマン喫見るたびに、あー、デリヘルの待機所なのかなあと疑うようになりました。